1995年製作のアメリカ映画。1999年のロサンゼルス---アメリカ政府は凶悪犯罪に立ち向かうため、凶悪犯罪者183人のデータがインプットされた警察訓練用シミュレーション仮想世界を開発した。
ところがその中の犯罪者役NPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)「シド6.7」の自我が目覚め、「外に出たい」と願った彼はサイボーグの体と人工知能を得て現実世界へ逃げ出してしまう。「シド6.7」には183人分の犯罪者の人格が入っているうえに元が仮想世界内のNPCなので殺人に対する罪悪感も無く、まるで仮想世界の続きのように次々と人を殺していく。そんな彼を、元警官でシミュレーションの実験に参加していた囚人パーカーが追跡する……
結構古い作品なので仮想世界の描き方も古く(思い切り勘違いした日本料亭が出てくるのはご愛嬌)、その仮想世界自体も実は映画の冒頭とラストにしか登場しないので登場時間は短い。しかし、仮想世界を訓練に使用したり人工知能と組み合わせるという試みは当時はSFだったかもしれないが現在では本当に行われていること。それをこの時期に映画の題材に選んだというのはなかなか鋭い感覚ではないかと思う。ラストで事件の解決の糸口を現実から仮想世界に引き継いで求めるというのも面白い。
また、ラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンという2人のアカデミー賞俳優が共演しているのも興味深い。
尚、この映画と同名のセカンドライフ参入支援企業が存在するが、もしかしてこれが元になっているのかも??









