おそらく日本で初めてのセカンドライフをモチーフとした”実写”映画。現実世界の信州・白樺高原とセカンドライフのインワールドでロケを行い、それぞれの映像を通して人と人との出会い・交流を描いている。
木々生い茂る自然豊かな信州とデジタル空間であるセカンドライフではまるで正反対なのでは?と思ってしまうが、双方がフルハイビジョンで撮影されているためか画面の質感が自然と馴染んでいるのが印象的だ。また劇中にはちゃんとセカンドライフのログイン画面やロード画面、チャットのテキストが出てくるので、へヴィユーザーなら思わずニヤリとしてしまうかもしれない。
しかし、だからといってセカンドライフが映画の主役というわけではない。劇中で描かれるのはあくまでもリアルな人間ドラマであり、セカンドライフは「人と人とが出会い、思いを伝え合う場所」という”シーン”の一つとして登場する。
人が自力では立ち直れないほど打ちのめされた時、手を差し伸べてくれる人というのはこれまでなら大抵は家族や友達など現実に身近にいる人達だったろう。しかしこれからは「仮想世界の中で出会った人」ということだってあり得る。仮想世界が持つ可能性やコミュニケーションの新たなスタイルまで描いている作品だ。
映画:[kagami]の森 公式HP
http://www.sl-kagami-rl.com/

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