本書は「Web2.0」の次に来る「Web3.0」を「人間関係の解析とカスタマイズ世界」と定義し、携帯サービスやブログ、SNS、動画共有サイト、仮想世界など20種類以上もの各種次世代サービスを取り上げ、読み解く本。付録として巻末に「Web2.0」という言葉を生み出した張本人であるティム・オライリー氏のロングインタビューが掲載されているのも見逃せない。
「Web1.0」はブロードキャスト(放送)型で、大量の情報を一方的に送り出す形だった。それが「Web2.0」ではインターネットに接続した多数の一般ユーザーが多種多様な情報やコンテンツを持ち寄る「集合知」となった。それでは、次に来る「Web3.0」は何か?それは”自分で作る”「カスタマイズ世界」であると本書は答えを出している。
多くのサービスを取材しているので仮想世界について述べられているのは305P~350Pとわずか一部分だが、セカンドライフの登録者数の変遷からGoogleのLively、facebook上で動くVIVATY、さらに子供向けの2D仮想空間サービスやmeet-meなど日本国内で展開しているを3D仮想世界までを広く取り上げ、ここ1年程の仮想世界業界の動きを全て追える濃い内容となっている。特に文中に多く登場するティーンエイジャー向け仮想空間を運営する「Gaia Online」のCEOクレイグ・シャーマン氏のインタビューは示唆に富んでいて興味深い。ちなみに当サイトの編集長である箱田も取材協力させて頂いたので、こちらも合わせてご覧頂きたい。








