倉森聡の3Dインターネットビジネス研究室

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前回は3Dインターネットの表現力を使ってどんなものが作れそうかということを論じたが、さらに踏み込んで「再現」ということを考えてみたいと思う。


今のところ私が再現したいものとしては、主に時間に関連するものである。要するに過去を再現するということだ。時間は元には戻らないので、歴史的資料は非常に貴重なのであるが、こういったものを3Dインターネットで再現をするとどうなるのだろうか。


<文化の再現>

TVのドキュメンタリー番組で放送されているものとして、明治時代、江戸時代、戦国時代といったものがある。これらは比較的資料が残っていると思うので明治維新で有名なシーンの再現や、江戸時代の町の風景の再現も面白い。関ヶ原の戦いの場所を再現し、なにかアトラクションを作ってみるのもよいのではないだろうか。


ではこれらをいったい何に使うかということであるが、例えば博物館や展示会の導線というのはどうだろう。様々なものを3Dインターネットで見せておいて、「実物は博物館で!」といった誘導を行うのだ。最近のTVCMにおける「続きはWebで!」に似ているアプローチである。
また学生に向けた教育コンテンツとして利用することはどうだろうか。特に歴史はマンガやアニメなどでは頭に入るが、教科書の丸暗記では頭に定着しない。そこでこういったコンテンツを自分のアバターで体験して動き回ることで理解が深まるのではないかと思う。


<地球の成り立ちの再現>

地球はもう何億年と存在しているが、それをこの目で見た人は誰もいない。見ることができるのはその進化の痕跡だけである。これもTVで特集が組まれることが多く模型やCGを用いた再現は散見される。この模型やCGを3Dインターネットで再現することはできないだろうか。


例えば恐竜のいた時代を再現し、広大な大地で火山が噴火し恐竜が走り回る空間を想像してみる。今までゲームや映画という決まったストーリーでしか体験できなかったものを自由奔放に楽しむことができるのではないか。ちょっとしたアトラクションも作っておくことでより深い体験ができるだろう。このコンテンツも地学や歴史の教材として利用することができそうだ。


まだまだコンテンツが少ない3Dインターネットであるが、まったく背景を知らないコンテンツよりも、知識は持っているが深くは知らないというジャンルだとすんなり受け入れられるのではないかと思う。

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