3月13日、東京・秋葉原のデジタルハリウッド大学メインキャンパスにて「メタバースフォーラム第4回研究会」が開催された。
冒頭の基調講演を行なった山崎秀夫氏は昨今のソーシャルサービスを取り巻く動きに触れ、「Twitter、Ustreamなどはオープンにつながることで価値を増している。メタバースも(サービスを)組み合わせていくべきだ」と語った。確かに、Facebookアプリなどに対応する3D仮想空間サービスもいくつかすでに存在する。しかし、その利用法としてはまだ決定的なものを見出せていないのが現状だ。
そうした中、教育・セミナー目的などいくつか候補となりそうなものもある。山崎氏はその効果について「(3D仮想空間に)シーンを設定し、(アバターを操作しながら)シミュレーションすることで長期に渡って記憶を定着させることができる」と指摘する。
教育利用の発表は他にもあったが、中でもこの4月からセカンドライフを使った語学学習を全学規模で導入する神田外語学院の例は興味深い。同校では「セカンドライフを学内のほぼ全員が知らないという状況で導入を決めた」といい、まずやろうとしていることを理解してもらうのが大変だったという。開始にあたっては英語を話す気恥ずかしさを軽減するアバター効果や臨場感ある学習空間を演出できる3D仮想空間といったメタバースの特徴を活かしていきたいと話す。
一方、フォーラム最後のパネルディスカッションでは3D仮想空間での操作性が引き続きの課題として挙げられた。この点についてはもう少し時間がかかりそうだ。
(東京IT新聞連載コラムより転載)
東京IT新聞
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