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【ワイヤレスジャパン2010】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート

【ワイヤレスジャパン】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート 【ワイヤレスジャパン】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート


2010年7月14日から東京ビッグサイトで開催されているワイヤレス&モバイルビジネスの展示会「ワイヤレスジャパン2010」の会場では展示だけでなく、各企業が自社の取り組みを紹介するセミナーも数多く行われている。ここでは初日の夕方に行われたNTTドコモのセミナー「現実空間と仮想空間の融合」の一部を紹介する。本セミナーではNTTドコモブースで参考出展されている「Mobile AR」についての説明が行われた。


■表現力×操作感


【ワイヤレスジャパン】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート


セミナーはオープンスペースで行われる自由参加が可能なものだったが、開始5分前にはすでに満席となり、立ち見がでるほどの盛況であった。


本セミナーのスピーカーであるNTTドコモ移動機開発部要素技術開発担当主査の森永康夫氏。同氏はセミナーの冒頭で「Mobile AR」によって進化を目指すものに「表現力と操作感」を挙げた。


現在のケータイには非常に多くの機能が備わっている。カメラ、ディスプレイ、GPS、加速度センサ、そして通信機能。こうした機能を統合し、活用していくことでケータイによってもたらされる体験もまた多岐に渡るものになる。それは、スカウターのようなものであったり、カメラとディスプレイを活かした虫眼鏡、通信機能やセンサを活かしたゲームアイテムとしてのケータイ、またバーチャルペットの「住処」としてなど、デバイスをどう見立てるかによって様々に広がる。


Mobile ARはそうした新しい体験の基礎にもなる技術だ。森永氏はワイヤレスジャパン2010で展示中のMobile ARによる2つの型のARについて説明を行った。


■マーカ型AR


【ワイヤレスジャパン】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート


ひとつ目はマーカ型ARだ。NTTドコモブースではこれを利用した町の案内図を展示している。案内図の要所要所にはARのマーカがあり、ケータイをかざすと3Dオブジェクトが案内図の映像に重ね合わせられる。実際に展示を見ると3Dオブジェクトは立体なだけではなく、アニメーションもしており、ケータイを通して見るだけで静的な案内図が賑やかでダイナミックなものになった。タウン情報をより感覚的に伝える手法にもなりうるだろう。「表現力」を拡張するものといえる。


【ワイヤレスジャパン】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート


マーカ型ARはARの表現方法としてはポピュラーなものだが、より汎用性を高め、適応範囲を広げるための機能強化を行っているという。


■空間配置型AR


【ワイヤレスジャパン】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート


ふたつ目が空間配置型ARだ。マーカ型ARがマーカを起点に現実空間上に仮想空間を構築するものとすれば、空間配置型ARはケータイを持っているユーザを起点としてその周りの現実空間に仮想空間を重ね合わせる。森永氏はこれを「自分を中心に空間をデコレーションする感覚」と表現した。


【ワイヤレスジャパン】「自分の空間を広げよう」NTTドコモセミナー『現実空間と仮想空間の融合』レポート


展示されたデモでは宇宙空間や海中を仮想空間として重ね合わせていた。例えば宇宙空間ではケータイをかざして周りを見回すことで地球や人工衛星から、飛び去るスペースシャトルといった空間内を動くものなどを見ることができる。真上をみると太陽が、足元をみると漂う宇宙飛行士が見えた。ケータイで写真を撮るときでさえ、カメラを真上や真下に向けることはあまりない。それだけにこうした「操作感」による操作体験は、普段意識することのなかったデバイスとしての可能性を再確認させてくれる。


■今後のMobile AR


森永氏はセミナーの最後に今後の取り組みとして3つのポイントを挙げた。


1つめはロケーション情報(位置情報)との組み合わせによって幅広い範囲に適応していくこと。今回は町の案内図だけだったが、これが実際の位置情報に拡張していくイメージと思われる。

2つめはコミュニケーション要素。現在の空間配置型ARで実現される仮想空間はユーザごとのものだが、これをユーザ同士のコミュニケーション空間とするイメージだ。互いにケータイをかざしあうなどの方法を想定しているという。

3つめは同じ場所にいるユーザのケータイ間のみではなく、ネットワークやPCとの連携も視野にいれた「現実と仮想の空間コミュニケーション」に関する検証だ。現実の空間という概念をメタファーとしつつも、その枠にとらわれない情報空間を構築し活用する。分かりやすさと利便性・エンターテイメント性の共存が期待できそうだ。


「ワイヤレスジャパン2010」は2010年7月16日まで東京ビッグサイトで開催されている。


ワイヤレスジャパン2010
http://www8.ric.co.jp/expo/wj/


ワイヤレスジャパン2010 NTTドコモスペシャルサイト
http://docomo-exhibition.jp/wj2010/


Mobile ARの解説
http://docomo-exhibition.jp/wj2010/r_d/mobilear.html


■【Wireless Japan 2010】近未来の技術を垣間見るドコモの「Mobile AR」

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