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【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?(後編)

(←中編より続く)


【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?


■カスタマイズできるアイランド


【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?


木岡「ところで、気付かれてないユーザーさんも多いのですが、例えばセガのサイトを見ると、〔iA〕にはこんな風に実際の社屋が再現されています。」


―― 他のアイランドはまさに「島」ですが、これはかなり作りこまれていますね。


木岡「〔iA〕の公式サイトもそうなのですが、作りこむとここまでできます。サイトオーナーさんのポリシーでデザインが可能です。」


―― 先ほど、2DのWebサイトからドラッグ&ドロップで画像を配置したり、簡単に飾り付けができるという点を見せていただきましたが、建物や家具など、ユーザーが立体のオブジェクトを配置することも可能なのでしょうか。


木岡「現在はまだ提供していませんが、(3Dデータ形式のひとつである)FBX形式の3Dデータを〔iA〕にコンバートする仕組みもすでにできています。このコンバーターツールを提供する予定です。


例えば、このテーブルの3Dモデルのファイルを〔iA〕にドラッグすると…、」


―― おお。ファイルのドラッグ&ドロップだけで配置できるんですね。


木岡「〔iA〕に配置された立体オブジェクトにテクスチャ(模様)を貼るのも画像ファイルをドラッグ&ドロップすればOKです。3Dモデルを作れる方であれば、このツールを使ってオリジナルのアイテムを〔iA〕で作ることができます。ただ、これはかなり上級者向けの機能ですね。


そこで、椅子やテーブルなど、様々な3Dモデルを提供したいと思っています。ユーザーの方はこうした3Dモデルに自分で描いた絵などを貼りつけることで、オリジナルアイテムを作れるようになります。〔iA〕では、こうしたハードルはできる限り低くして、間口を広くしたいと考えています。」


―― 間口は広く、かつ、奥行きは深く、ということですね。


木岡「現在はまだこうした3Dモデルを作る機能は入れていないのですが、既にユーザーさんの中には2Dの画像を組み合わせて立体らしきものを作ったり、お城みたいなものを作っている方もいるんですよね。見たときは『すげーなー!』という感じで、びっくりしました(笑)」


―― 自由に制作できるということは素材などの権利関係の課題もありますね。


木岡「著作権に関しては健全なコミュニティを目指しているので、きちんと監視して不適切なものは削除対応をとったり、ユーザーさんからも情報をご連絡いただけるような仕組みを作ろうと思っています。今は試行錯誤している段階ですが、明確にあるのは『ここを健全な社会が生まれる場所にしていきたい』という思いです。」


【独占インタビュー】セガの〔iA〕は「バーチャルワールド」、ではない!?


齋藤「もちろん、なんでもかんでもダメということではありません。例えば〔iA〕では通常のWebサイトと同様にサイトから画像をリンクして表示することができますが、こうした『リンク』はデータを複製してアップしたものとは明らかに異なります。こうしたものはOKと思っています。」


木岡「リンクの活用は〔iA〕のサーバーのデータ量からみても負担が少なくて済みます。ですのでリンクの色々な活用方法をユーザーさんが見つけていっていただけると良いと考えています。


その他にも動画やFLASH(フラッシュ)を貼りつけたり、他にも、〔iA〕では今後いろいろできることがあります。なかなかうまく伝えられていないので、公式サイトやプロモーションなどを通じてフォローしていきたいと思います。」


木岡「今までのWebブラウザのプラスアルファである。置き換えるものではなくて、3Dの新たに表現できる場所を作ったという形です。」


―― サイトオーナーの方の反響はどうでしょう。


齋藤「アイランドができることに対して嫌という反応も予想していたのですが、『サイトを訪れるユーザーの生の声がほしかった。〔iA〕でならそれができる』という声もいただいていて、そうした需要はあるという感触をもっています。」


木岡「そうした、アイランドを『作りたい』というニーズへのソリューションは用意したいですね。」


■すべてのネットユーザーのために「身体」を。すべてのサイトオーナーのために「空間」を。


―― 〔iA〕には【すべてのネットユーザーのために「身体」を。すべてのサイトオーナーのために「空間」を。】というサービスマニフェストがあります。これにこめた思いを教えてください。


齋藤「3Dインターネットのデファクト(標準)を目指したいですね。目的がはっきりしている検索などは2DのWebの方がいいですが、例えばアバターを介してみんなでサイトを見るとか時には会話したりといった体験は〔iA〕のようなものでなければできないことです。サイトオーナーさんに対しては、より視覚化されたインタラクティブな全く違うメディアとして捉えていただければと思います。


かつて2DのWebも最初はどう使えばいいかわからなかった時期がありましたし、〔iA〕も徐々に理解していただければうれしいですね。」


木岡「インターネットユーザー全員に使ってもらいたいという気持ちがあります。私たちのこのマニフェストも最初はわかりにくくて伝わりにくいだろうと思っているのですが、1年か1年半先に『こういうことだったんだ!』と、すとんと理解できるような展開を考えています。そうした意味で、今は仮に「メタバース(バーチャルワールド)です」といえば、確かにわかりやすいんですが、あえて『(いわゆるメタバースとは)違うんですよ』ということを伝えていきたいですね。」


―― 「空間を提供しているメディアである」と。


齋藤「はい。とはいえ、まずはわかりやすいところで、『メタバースと思ってやってみたけど違うんだね』と思ってもらえればとも思っていますが(笑)。ユーザーさんに理解していただきながら進化していく方向を目指しています。」


木岡「Webサイトオーナーさんと協力していくことで、よりこの世界の魅力が高まって、ユーザーさんも楽しめるものになるだろうという思いがあります。2Dのブラウザといえば(マイクロソフトの)IE(インターネットエクスプローラー)、というのと同様に『3Dインターネットブラウザといえば〔iA〕』となることを目標にしています。」


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