【特集001】セカンドライフ以外のメタバース

【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」

今回はフレパー・ネットワークス株式会社が10月15日より公開している新たな3D仮想空間プラットフォーム「PHANTOM(ファントム)」オープンβ版をプレイしてみたい。


この「PHANTOM」は2003年より同社が独自に研究開発を進めてきた仮想空間とのことで、先日開催された「CEATEC JAPAN 2009」の同社のブースにて大型スクリーンで公開され注目を集めていた。現在「PHANTOM」の公式サイトからアカウント登録を行うことにより誰でもログインできるようになっている。


【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」
現在公開されているPHANTOM内の空間は「銀座」と「渋谷(一部)」「大阪の御堂筋(一部)」「新宿(一部)」の4種類で、銀座が全ての空間のハブになっているらしい。尚、PHANTOMは専用クライアントをダウンロード&インストールするタイプの仮想空間。PCの必須環境と推奨環境は以下のとおり。


[必須環境]
OS:Windows XP(SP3)32bit版、Windows Vista(SP1)32bit版
CPU:Intel Core 2 Duo以上
メモリ:2GB
グラフィック:GeForce Go 7800 GTX(512MB) 以上
HDD:空き容量50GB 以上
回線:ブロードバンド回線、ADSL 1Mbps


[推奨環境]
OS: Windows XP(SP3)32bit版、Windows Vista(SP1)32bit版
CPU:Intel Core 2 Duo以上
メモリ:3GB
グラフィック:GeForce 9800M GT (512MB)以上
HDD:空き容量50GB 以上
回線:光回線 100Mbps


正直ハイスペックのPCでないとかなり厳しい。


【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」
まず一番最初にログインして行うことはアバターの選択。男女2タイプあるが、顔やプロポーションのカスタム及び髪の毛・服の着せ替えは一切できず、あらかじめ用意されている全身デザインされたアバター数種類の中から選択するようになっている。なんだか初期のVIVATYJust Leap Inを彷彿とさせる仕様だ。


【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」
そして空間内にログインして自分のアバターを見てみると……なぜか首の肌色と顔色が合っておらず、まるでファンデーションを厚塗りしたかのよう。これは顔のテクスチャと体のテクスチャが分かれているからなのだが、何かのバグだったのだろうか?


【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」
基本的なアバター操作はキーボードとマウスを使って行うが、市販のゲームコントローラーでもできるらしい。キーボードのキーは「W」キー(前進)、「S」キー(バック)、「A」キー(左)、「D」キー(右)というゲーム操作によくある割り当てで、普段セカンドライフやマウスだけで操作できる仮想空間をプレイしている人は慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれない。


詳しい操作方法はこちら
http://spacephantom.jp/guide/index.html


空間の構造(建造物)は、まだオープンβ段階のためかオブジェクトにテクスチャが貼られているだけで内部に入ることはできない。画面は全体的に陰影の強いグラフィックになっており、特にアバターの影が正確に再現されるのが印象的。今ある仮想空間に例えるとドイツのTwinityに近い質感だ。


尚、画面上にアイテムのインベントリ(持ち物)ウィンドウとチャットウィンドウが表示されているが、まだアイテムを使用して何ができるというわけでもなく、また街の中では他のユーザーとチャットすることができない仕様になっていた(チャットウィンドウに文字を打ち込んでも反映されない)。他のユーザーと結構すれ違うのに会話ができないのはかなり不便だ。


【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」

【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」
現時点でチャットができるのはカフェの中のみ。現在カフェは銀座四丁目交差点付近に3ヵ所あり、「Cマーク」めがけて進むことで中に入ることができる。カフェの中には店員のNPCがおり、まだ何もできないものの食べ物アイテムをもらうことができる。



【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」
他の街に移動するには、上記のように階段に「プレゼントボックス」が置かれている地下鉄の入口を探し、そのプレゼントボックスをクリックすることでテレポートできる。すべての地下鉄の入口が使えるわけではないので注意。


~新宿~
【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」


~大阪~
【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」


~渋谷~
【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第40回「PHANTOM」
各街はテクスチャ貼り付けがほとんどではあるものの、一部オブジェクトで立体的に構築され結構リアルに再現されている。ただやはり建物の内部に入ることはまだできず、特に何ができるというわけでもない。


仮想空間としては現時点では特筆すべき点はないが、あくまでもこれはサービスの”プラットフォーム”となる場所。今後ここでどのようなサービスを展開していくかがポイントだろう。



PHANTOM
http://spacephantom.jp


関連記事:
フレパー・ネットワークス、3D仮想空間「PHANTOM(ファントム)」β版を公開
【CEATEC JAPAN 2009レポート】3Dインターネットサービスいろいろ(2)

ブログを書くブログからのリンク用HTML(記事本文にコピーしてお使いください)

その他の【特集001】セカンドライフ以外のメタバース

  1. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第39回「Blue Mars」
  2. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第38回「Free Realms」
  3. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第37回「Synthe」
  4. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第36回「アメーバピグ」
  5. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第35回「Habbo Hotel」
  6. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第34回「Just Leap In」
  7. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第33回「Meez」
  8. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第32回「Journeys」
  9. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第31回「Club Cooee」
  10. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第30回(もう一回)「Metaplace」
  11. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第29回「うぇぶぐるみ~ネットで出会える魔法ペット~」
  12. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第28回「ai sp@ce」
  13. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第27回「Frenzoo」
  14. 【集中特集:セカンドライフ以外のメタバース】第26回「weblin」
この記事のトラックバックURL : 
ご注意
  • トラックバックは編集部で確認後、承認されたものが反映されます。
  • 編集部の判断によりトラックバックを削除する場合があります。
  • トラックバックによってリンクされているWebページは第三者が作成したものです。内容や安全性について編集部では一切保証できませんのでご注意下さい。

 

CEDEC 2009(CESAデベロッパーズカンファレンス2009)

メタバース事例紹介

THE SECOND TIMES 登録は完全無料

SecondLife参入支援事業者

Virtual World of the Year 2007結果発表

THE SECOND TIMESはサイト運営で発生するCO2をカーボンオフセット。地球環境に配慮しています。